ダイグンソクダイグンソク

コンニチハ。深海ニュースの時間ダヨ。
今回はなんと、テレビで深海魚についての放送がされたんダ。
そのテレビの内容などを紹介していくヨ。

マツコ・デラックスさんも【知らない世界】を、その道のスペシャリストたちが紹介していくバラエティ番組『マツコも知らない世界』。

2020年1月21日に放送されたマツコの知らない世界で、なんと「深海魚の世界」が紹介されました。

深海魚というと、今までは「気持ち悪い・グロテスク・不気味」などの印象が強かったように思われますが、そんなイメージはもう古い!と述べるのは、570種類の魚と暮らす令和のお魚王子こと鈴木香里武(すずきかりぶ)さん。

子どもの頃、両親に毎週海に連れて行ってもらったことで大の魚好きとなり、小学3年生でさかなクンに師事し専門知識を深め、今では大学で「魚の癒し効果」を心理学的に研究しているそうです。

そんな香里武さんだからこそ知る、とっておきの深海魚を次々と伝授してくれました。

香里武さんオススメの可愛すぎる深海魚

令和のお魚王子こと鈴木香里武さんが、飼育した中でも特に可愛いと思う深海魚3種を紹介!

あなたも深海魚に対する考え方が変わるかもしれませんよ。


ブサイク顔と歩く姿のギャップがたまらない!アカグツ

アカグツはアンコウの仲間で赤くて丸い体とトゲトゲが特徴的な深海魚です。

出典:oceana.ne.jp

泳ぐのが苦手で、足のように進化したヒレを使って歩くように移動する姿がとてもチャーミング。

ちなみに「アカグツ」という名前は「赤いヒキガエル」という意味だそうです。

そして、香里武さんが教えるアカグツの最大の魅力は「成長の劇的な変化」。

実はアカグツの赤ちゃんの頃の姿はとてつもなく可愛いんです!

幼魚の頃は、風船の中に入っているような姿で泳いでいます。

これは可愛すぎますね~。

マツコ・デラックスさんはアカグツの幼魚を見て「なんで泳げるようにならなかったんだろう?」と言っていました(笑)

確かに、幼魚の頃は泳いでいるので不思議ですよね(笑)

ちなみに、アカグツの幼魚の映像は世界で初記録らしいです。

香里武さんすごいですね。


天女のような羽を持つ美しい深海魚ユキフリソデウオ

ユキフリソデウオは体長は約10㎝で、リュウグウノツカイに近い仲間です。

幼魚の時は黄色っぽい色をしていますが、大人になるとヒレの色が赤に変化します。

出典:WEB魚図鑑

成魚の姿はまるで小さなリュウグウノツカイのようですね。


群れで泳ぐ姿はまるでプラネタリウムヒカリキンメダイ

見た目は普通の魚のようで、体色は黒いです。

香里武さんが教えるヒカリキンメダイの最大の魅力は「体のシステムが面白い」ということ。

ヒカリキンメダイは目の下に発光バクテリアを住まわせており、それを表に出したり裏に引っ込めたりすることで発光させています。

出典:Vario

暗闇で発光しているヒカリキンメダイはとても美しく、マツコ・デラックスさんもうっとり。

マツコ・デラックスさんは番組内で「300匹くらい飼いたい」と言っていましたよ。

令和は深海魚の時代!超絶美味しい深海魚

マグロやサンマ、イワシなど、年々漁獲量が減少していることをご存知ですか?

そんな中、未利用魚と呼ばれるこれまで出回っていなかった魚の利用を国が推薦するなど、食用としての深海魚が注目されています。

深海魚と言えばグロテスクな見た目などが有名であまり食用で出回っているイメージはありませんが、実は私たちは知らぬ間に深海魚を食べています

例えば、キンメダイマダラアンコウアカムツ(ノドグロ)などは深海魚なんです。

全部人気でとても美味しいお魚ですよね!

深海魚には脂がのって美味しい魚がたくさんいるんです。

ではなぜ、深海魚は脂がのって美味しいのでしょうか?

深海魚は深海という過酷な環境の中で暮らしていますよね。

深海はとても水圧が高いので、表層の魚のように浮き袋を持っているとぺしゃんこに潰れてしまうため、深海魚は浮き袋の代わりに脂を体に蓄えています

そのため、深海魚は脂がのって美味しいというわけです。

マグロやサンマにとって代わるほど注目されるであろう、とっておきの深海魚を香里武さんが紹介してくれました。


カレイを超える究極の煮付けヒウチダイ

出典:WEB魚図鑑

沼津ではアブラゴソと呼ばれ、漁師が最も美味しいと認める高級魚です。

身は歯ごたえもあってホクホクしており、食感はキンキに近いそうです。


アジを超える絶品フライアオメエソ

出典:WEB魚図鑑

通称「メヒカリ」と呼ばれている深海魚です。

マツコ・デラックスさんいわく「めっちゃ美味しいワカサギっぽい」そうです。

クセはないけど濃厚な味で、今人気急上昇中の魚なんだとか。


タイを超える白身魚の王様トウジン

トウジンはタラの仲間の深海魚です。

見た目は少しグロテスクですが、その味は最高

ムニエルにしても、フライにしても、天ぷらにしても、もちろん刺身でも美味しい!

マツコ・デラックスさんにも「これは相当美味しい!」と大好評でしたよ。

見るだけで癒される!激レア癒し系

魚には究極の癒し効果があるという鈴木香里武さん。

実は学習院大学で魚の癒し効果の心理学を研究しているすごい人なんですよ。

香里武さんは癒し効果のある魚に囲まれて生活しているためか、人と喧嘩をしたことが一度もないんだそうです!

そんな香里武さんがオススメする一押しの癒し系というのが…

そう!深海のアイドル「メンダコ」ちゃんです!

メンダコといえば、泳ぐ姿がとても可愛らしいということで有名ですよね。

そんなメンダコの羽ばたくような動きと赤い色には、心地よさを感じたりリラックスできるといった癒し効果があるそうです。

メンディーメンディー

私たちメンダコで癒される人たちがいるなんて、とっても嬉しいダコ!
もっとたくさんの人に知ってもらって、みんなを癒してあげたいダコ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

テレビ番組で深海生物が取り上げられるのは、とても嬉しいですね。

この放送を見て深海生物に興味を持った方が増えてくれたら嬉しいです!

そして、このサイトを見てくれる人が増えるともっともっと嬉しいです(笑)

最後までご閲覧いただき、ありがとうございました。