皆さんは深海の巨大クラゲ「スティギオメデューサ・ギガンティア」をご存知ですか?
この生物は1900年に初めて発見されて以降、目撃例が100回程度しかないという珍しい深海生物です。
目撃例は少ないものの、全世界の海に生息していると言われています。
スティギオメデューサ・ギガンティアはダイオウクラゲとも呼ばれており、無脊椎動物の中で最大級の大きさがあります。
そんな「スティギオメデューサ・ギガンティア」についてご紹介します。
スティギオメデューサ・ギガンティアの生態と特徴について
スティギオメデューサ・ギガンティアは刺胞動物門鉢虫鋼旗口(しほうどうぶつもんはちむしこうはたくち)クラゲ目ミズクラゲ科に属している深海の巨大クラゲです。
スティギオメデューサ・ギガンティア(Stygiomedusa gigantea)という名前は学名で、和名は付いていません。
ですが、とても大きいため「ダイオウクラゲ」と呼ばれることもあるそうです。
スティギオメデューサ・ギガンティアは傘の直径だけで1mあり、触手も入れると体長7mほどにもなります。
めったに目撃されないクラゲですが、世界中の深海に生息していると考えられており、生息水深は1000m以深です。
たまに浅海にも迷い込むことがあるそうですよ。
クラゲと言えば、細い触手がたくさんついているイメージがありますが、スティギオメデューサ・ギガンティアには幅広い触手が4本しかありません。
この触手は長さが6mにもなり、まるで着物の帯やカーテンのようにも見えます。
また、スティギオメデューサ・ギガンティアは毒を持っていません。
そのため、この帯のような触手を使って獲物に絡みついて捕食するのではないかと考えられています。
こんな大きな触手に絡みつかれた獲物は逃げられないでしょうね。
スティギオメデューサ・ギガンティアは、主に魚類や甲殻類を捕食していると推測されており、肉食性のクラゲであると言われています。
もしも深海で出会ってしまったら、人間も食べられてしまうかもしれないのです。
こ、怖すぎる…!
スティギオメデューサ・ギガンティアは体色も黒色で深海の暗闇に溶け込んでしまうので、気が付いたころにはもう触手の中…なんてこともあるかもしれませんね。
たまに浅海にも迷い込むことがあると言われていますので、海に行く際には十分お気をつけください。
まとめ
スティギオメデューサ・ギガンティアについてのお話はいかがでしたでしょうか?
スティギオメデューサ・ギガンティアについての情報は少なく、詳しい生態などもまだわかっていません。
目撃例も少ない生物ですからね。
これからも何か情報が入り次第、更新していきますのでよろしくお願いいたします。
他にもスティギオメデューサ・ギガンティアに関するいろいろな疑問や気になること、紹介してほしい深海生物などがいましたらお気軽にコメントしてください。
最後までご閲覧いただきありがとうございました。