まるで円盤型のUFOのような見た目をしているこの生物は「ムラサキカムリクラゲ」という深海生物です。

その不思議な見た目から、深海マニアの中では密かに人気を集めています。

ムラサキカムリクラゲの目撃例は少なく、詳しい生態などはわかっていません。

そんな深海のUFOムラサキカムリクラゲについてご紹介します。

ムラサキカムリクラゲの生態と特徴について

ムラサキカムリクラゲは刺胞動物門(しほうどうぶつもん)カムリクラゲ目ヒラタカムリクラゲ科に属している深海のクラゲです。

ムラサキカムリクラゲは世界各地の水深500~1500mほどの深海に生息しています。

世界各地の深海に生息していると言われていますが、個体数が少ないのか捕獲例がほとんどないため詳しい生態などはわかっていません。

大きさはかさの直径が15㎝ほどです。

中央の丸く大きな部分は胃で、円盤状の体の周りには20本以上の長い触手があります。

その長く伸びた触手を使ってクダクラゲなどを襲う姿が目撃されているそうです。

デメニギッスデメニギッス

クダクラゲとはたくさんの個体が繋がってひとつの生物になっているクラゲの仲間のことっス。

この写真の生物はヒノオビクラゲというクダクラゲの一種っス。

ムラサキカムリクラゲは敵に襲われると、体が青色に強く光ります。

この光で襲ってきた敵をビックリさせるのか?と思いますよね。

違うんです!

確かに、ムラサキカムリクラゲが発する光は100m先でも見えるほど明るいので目くらましにもなるようですが、ムラサキカムリクラゲは敵を驚かすために発光するのではなく、この光で敵を襲ってくれる生き物を引き寄せて身を守るとされています。

「敵の敵は味方」ということでしょうか?(笑)

この特性はムラサキカムリクラゲの異名にも繋がっています。

ムラサキカムリクラゲの異名とは?

ムラサキカムリクラゲには「Alarm Jellyfish」という異名が存在します。

直訳すると「警報海月」です。

ムラサキカムリクラゲは敵に襲われると体が光り、敵を襲ってくれる生き物を引き寄せるので、それが警報海月と呼ばれる由来であると考えられています。

ムラサキカムリクラゲの動画が見たい!

深海生物の中でも奇妙な姿をしているムラサキカムリクラゲ

本当にこんな生物が存在しているの?と疑問に思ってしまいます。

そんなムラサキカムリクラゲの動いている姿、見てみたいですよね。

ここでは、ムラサキカムリクラゲの動画を紹介します。

泳いでいる姿もまた不思議ですね。

波打ちながら発光している姿はとても幻想的です。

まとめ

ムラサキカムリクラゲについてのお話はいかがでしたでしょうか?

このような生き物が暮らしているなんて、やはり深海はロマンに溢れていますね。

他にもムラサキカムリクラゲに関するいろいろな疑問や気になること、紹介してほしい深海生物などがいましたらお気軽にコメントしてください。

これからも何か情報が入り次第、更新していきますのでよろしくお願いいたします。

最後までご閲覧いただきありがとうございました。