
コンニチハ。深海ニュースの時間ダヨ。
今回は2020年1月16日に捕獲されたラブカについての悲しいお知らせダヨ。
2020年1月16日に熊野灘でラブカが生きたまま捕獲されニュースになっていましたが、そのラブカが17日午前に死亡したことがわかりました。
生きた化石とも呼ばれる深海ザメ「ラブカ」が熊野灘で捕獲され、16日、串本海中公園水族館(和歌山県串本町有田)に引き取られた。館内の水槽で展示されていたが、17日午前11時半ごろ、死んだことが確認された。
引用元:朝日新聞
捕獲されていたラブカは体長約1.3m、体重は約5㎏の雄で、生きたままの状態で持ち込まれるのは非常に珍しいことでした。
ラブカは「生きた化石」としても知られている深海性のサメで、ヒダ状のエラやフォークのように先が3本に分かれた歯が特徴的な生物です。
深海性の生物は深海から表層に引き上げられると、水圧の変化によって死亡してしまうことがほとんどです。
今回捕獲されたラブカも生きてはいましたが、水族館に運ばれたときには衰弱している様子だったそうです。
串本海中公園センターの副館長・吉田徹さん(37)は「詳しい生態は不明で、わずかでも生きている状態を展示できたのはよかった。貴重な生物で、事例を今後の飼育などに生かしたい。」と話しています。
やはり、深海生物の飼育は難しいのですね。
水族館では死亡したラブカの個体を何らかの方法で標本にする予定だということです。

深海で暮らしている生物はとてもデリケートなんダコ。

捕獲された深海生物が少しでも長生きできるように、人間のみんなにもっと僕たち深海生物のことを知ってもらいたいっス。